2009年12月25日金曜日

Vol.099 ドンドン良いところをマネて吸収するのが日本流

昨日はクリスマスイブ。
と言っても、洗礼を受けたクリスチャンは恋人とディナーなんて
食べないし・・・

皆、早々に家に帰ってお祈り&晩餐をするか、
布教の一貫で街頭で聖歌を歌うか・・・
というのがクリスマスを祝う欧米の信者の姿なのだが、
どうも、日本人は都合の良いところだけをマネしてしまい、
本末転倒となってしまう。

でも、そんなことはどうでも良くて、
お祭りみたいな存在として取り入れるのが日本流。大いに結構。
であれば、もう、じゃんじゃんマネちゃう。

「これが成果を生む企業風土!」みたいなモデルケースから、
ドンドン良いところをマネて吸収する。それが日本流。

  先日、この不景気でも、対前年で売り上げや収益を増加させている会社の
社長に話をお伺いする機会があった。熱い思いが伝わって来た。
この熱い思いを、社員の皆が「マネする」会社は強い。
この会社では、そうした機会を創るために、この1年いろいろと工夫をして来た。

辺境人として“真似”は誇り。辺境人らしく日本企業の風土を高めたい。

なのだけれど、最近は「企業風土」自体、注目されることが減ってきたような・・・
それよりも、会社の存続を掛けて必死な状態になっているのが一般的。

 山谷@あっと言う間の1年だ

2009年12月16日水曜日

Vol.098 日本人は『思考停止&真似』が自然体?

日本辺境論(内田樹著 / 新潮社)という本が興味深い。

P68ページから抜粋すると
「九条と自衛隊の矛盾について日本人が採用した『思考停止』は
その狡知の一つでしょう。」という下りがあるが、
おおよそ辺境人としての基本は、『思考停止』が自然体、ということらしい。
(抜粋部分が適切かどうかは定かではないが・・)

そう考えると、日本の生産性が高まらずにこれからまた二番底が来るのでは?
という新聞上での“噂”もなんとなくうなずけてしまう・・・

辺境人の基本である『思考停止』を正とした場合、
日本企業において、価値ある生産活動を継続するのは並大抵のことではない。

なにせ、デフォルト=defaultが思考停止なのであるから、
思考を動かさねばならない。

また、内田氏によると(勝手な私の解釈ではあるが)
辺境人は、マネをするのが得意技らしい。

『思考停止&真似』(もちろん私自身も)というキーワードを
素直に受け入れて生産活動を見てみると、
そこには強い日本企業の秘密のようなものが見えてくる気がする。

思考停止な分?良いものをどんどん真似る!

多いに結構ではないか。


山谷@辺境人代表

2009年12月9日水曜日

Vol.097 「会社の方針がよくわからない」??

会社の社員全員が社長と同じ能力・行動力を持っていたらどうなるのだろうか?

船頭多くして、・・・ではなく、
実際に、社員1人1人が社長の営業力や生産管理能力、
プロジェクトマネジメント力などを持っていたとしたら、
その会社はおそらく、利益を創出し続けるはずだ。
(社長が利益を生めない会社は論外だが)

 社長の考え方を1人1人が理解し、行動していくと、
確実に利益があがるはずなのに・・・
と考えるのは自然なことだ。 
ところで、どこの会社でも「会社の方針がよくわからない」という
従業員が存在する。
そもそも、会社とは利益を上げるための生産活動を続ける存在である。
まずは、絶対的に利益がなければ、どんな綺麗ごとを言っても、
会社自体が消滅する。
「方針がわからない」の大前提は「自分の利益の上げ方がわからない」
ということだ・・・。
だとすれば、それは「利益を上げている人や、社長の利益の上げ方」を
徹底的に社員1人1人が真似るか、盗むしかない。

そのためには、真似易い環境づくりや、盗み易い環境づくりが必要なのであろう。

よく2:6:2や3:4:3などという、
集団の中での優劣の比率を例える言い方があるが、
いずれにしても、最大集団であるミドル集団が、社長並に成果(利益)を
上げられるようになることが会社の生存を左右することになる。

経営環境が厳しいとき、社員は方針がわからないと言う。
つまりそれは「私は利益の上げ方がわかりません」と言っているのと同じことだ。
ギブアップでもあり、言い訳でもある。
利益を上げている社員は、「会社の方針よりも私の方針で行こう!」と言う。


 山谷@山あり谷ありプロセスの共有

2009年12月2日水曜日

Vol.096 これだけ言っていれば伝わっているはず?

これだけ言っていれば伝わっているはずだ、と勘違いしている経営者が多い。
しかし、言っただけで果たして期待した結果は出ているのだろうか?

顧客の課題をソリューションしろ!
顧客のことを考えて営業しろ! 

と言ったままで終わってしまっている会社が実は多いのではないだろうか?

先般、弊社が調査した結果によると、

「自分の受け持つ部署が、会社の今期の計画を十分理解していると
自信を持って言える管理職」は51%であり、
つまり、残りの半数の管理職は、自部署メンバーの今期目標の理解度に
自信がなく、
さらに、一般社員に対して同様の質問をしたところ、
約4分の3が「今期計画の理解について自信がない」

という結果が出た。


会社の今期の目標に対してすらそうであるのだから、
他のこと(例えば長期的なビジョン等)は更に理解されていないに違いない・・・

そもそも理解していない社員に根本原因があるが、
そういう状態にしてしまった経営者にもやはり原因がある。

要望しているメッセージが一方通行になっていないかどうか?
一度、アンケートやサーベイなど実施してみると勘違いがわかるのだが・・・


山谷@私も勘違い!?

2009年11月25日水曜日

Vol.095 社長の真意をどう伝えるか?伝える工夫

社長が社員にメッセージを伝える機会をいかに活用するか。
どう真意を伝えるか?

 「うちの社員はまだまだ私の考えを理解していない・・・」
「大体、人の話を聞いていないんだよなあ・・・」
「もっと、吸収して欲しいんだよなあ・・・」
もしかすると、こう考えている社長や経営者は意外に多いのではないだろうか?

社員に、社長や経営の真意が伝わらないことの理由は山ほどあるが、
大事なことは、これまでと同じ伝え方だと50%しか伝わらないものを、
60%や70%伝えるために何をするか?ということだ。

「顧客視点で考えろ!」と言ったところで、その顧客視点とは何なのか?
実際に、社長が言っている「顧客」とは誰なのか?

この間、ある会社の社員総会で、
実際のクライアントの声を撮影した映像を全社員に見せる、
ということをしていた。 その会社では、映像を見た後にグループディスカッションを実施し、
顧客の声にどう応えていくのかを1人1人が自分の問題として議論をしていた。

もちろん、そのディスカッションの場ですぐに答えが出るわけではない。
社員がその事柄を「自分事」として考える、という機会が重要なのである。


顧客のリアリティと社長の真意をどう社員に伝えるか?

せっかくの機会をただのスピーチだけにするのか?
伝わるための工夫をするのか?
社長の役割とは何なのか?

厳しい状況であればこそ、考えたいところだ。


山谷@伝える工夫

2009年11月18日水曜日

Vol.094 風土が結果を生む会社

1947年創業の深町家具店というお店がある。
と言っても、わかる人はどれくらいいるだろうか?
正直私も知らなかった・・・

昨日(11月17日付け)の日経新聞の新興3市場に上場している企業で
今年4月~9月期の経常利益額をランキングした結果が発表されていた。

1位は(株)第一興商
2位は(株)ナフコ

この株式会社ナフコ(1970年に社名変更)の前身が深町家具店だ。

以下は社長メッセージをホームページから抜粋したものである。

「1947年、深町家具店を創業致しまして以来、
私どもは常に『店はお客様のためにある』という意識のもと、
商品開発に、作業システムの改善に、接客サービスの向上にと
全力を注いでまいりました。

そして現在、より快適な生活を創造する生活総合提案店
『暮らしのクリエーター』をめざし、鋭意努力中であります。
加えて、私どもは社員のプラス面を評価する得点主義を進め、
個人の自主性とチャレンジ精神を何よりも尊重しております。

そのため全社員が明るく楽しく、伸び伸びと仕事に打ち込み、
自らの力を存分に発揮しております。

社内のコミュニケーションは活発で組織全体のまとまりもよく、
一層知恵を出し合える集団として活躍する、
それが小売業は教育産業と考えるナフコの『全員参加・衆知結集の社風』
であり、企業発展の原点ともなっているのです。

人も企業も健康が第一、今後も『お客様とナフコ』『お取引先とナフコ』
『経営者と社員』が一つになり、
人と人との触れ合い、助け合いを大切にしながら、元気に明るく切磋琢磨、
共存共栄に総力を傾け、前進していく所存でございます。
なにとぞ宜しくお引き立て頂きますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 深町 勝義」


風土が結果を生み出している会社だと思った。

ホームページを見て欲しい。
http://www.nafco.tv/corporate/recruit/index-06.html


山谷@風土が結果を生む会社

2009年11月11日水曜日

Vol.093 繋ぐこととは・・・

創業100年を超える会社の総務部の人と話をする機会があった。

その中で、その会社が乗り越えて来たさまざまな話を
時間はわずかではあるが、お聞きすることが出来た。

私自身は、新卒で入社した会社には6年、
その後、第一次産業(農業)で5年、専門商社で3年、
そして今、ゼロインで10年という、
ある種、流れ者のように色々な仕事を経てきたのであるが、
一つの会社でさまざまなことを乗り越えて来た方の話は、
言葉の一つ一つに、非常に重みがあり、
かつ、深く考えさせられることが多かった。

どうも、深みというのは、
仕事も人生も、どう過ごして来たかが大きいようだ。

また、そうしたことが、100年の歴史を超える会社には、
何か、しっかりと存在している気がする。
100年の間、それぞれの時代の中で、それぞれの世代の人たちが、
しっかりと必死にその会社の価値を繋いで来た深みと思う。

歴史を繋ぐ、重さと深み。

100年以上続いている会社は日本には何社あるのだろうか・・・。


山谷@繋ぐこととは・・・

2009年11月4日水曜日

Vol.092 一歩先を実践する企業は成長し続ける

今朝の日経新聞の経済面と特集面に、
新築オフィスの下期賃料が2年連続で下落との記事が掲載されていた。
2005年からはじまった不動産バブル前の2003年秋とほぼ同じに戻ったそうだ。

昨年からの大不況の中、企業は、大きな固定費となる賃料に対して
慎重な態度で臨み、結果、都心の一等地でさえも、新規物件の賃料を
大幅に下げなければ入居する企業はないということだ。当然なことである。

一方で、最近、チラホラではあるが企業業績を上方修正する会社の話も
聞くようになった。

そんな中、不況知らずに成長を続けるファーストリテイリングの
柳井正会長兼社長が、全米小売業界の国際部門賞に内定したらしい。
1998年のイトーヨーカドーの伊藤会長以来12年ぶりの、
日本企業経営者の受賞だ。
革新的で独創的な手法で一歩先を進んでいると評価された。

 いつの時代も一歩先を実践する企業は成長し続ける。


山谷@一歩先

2009年10月28日水曜日

Vol.091 魂の決断!

株式会社フォーバルの大久保会長の講演を聞く機会があった。

その中で、「出会い」と「決断」という話があったのだが、
いろいろと考えさせられた。

「出会い」は簡単に言うと「類は友を呼ぶ」ということだそうだ。

前向きにモノゴトを考えている人にはそういう人が集まり、
そういう出会いが多く、
また、自分がうまくいかないことを他人や世の中のせいにしている人は、
そういう人で集まることが多く、良い出会いに恵まれないらしい・・・。
まあ、つまり、愚痴って奴。


そして「決断」にも3つ種類があり、

一つは、体の決断。
眠いとか、お腹すいたとか・・・・。

一つは、心の決断。
おもしろいとか、おもしろくないとか、好きだとか、嫌いだとか・・。

最後の一つは、魂の決断。
体と心ではなく、「善悪」「正しさ」で決断すること。
この決断はかなり難しい。
でも、この決断をするとき、人はどんなことがあっても、
そのことが達成するまで、粘り続けるらしい。

モノゴトがうまく行くときは、魂の決断。
体や心の決断は、肝が据わってないので、大体、長続きしない・・・。
つまり、おもしろくないから辞める、とか、飽きたからやめるとか、
眠いからやらないとか・・・。
長続きしないということは、すぐにあきらめてしまう、ということで、
逆に言うと、魂の決断をするときは肝が据わっているので決してあきらめない、
なので、ほぼ成功する、とのこと。

なるほど・・・いろいろと考える講演でした。
「まずは、行動!」
これが大久保会長の座右の銘だそうです。


山谷@あと3ケ月しか生きられないときにどうするか?!

2009年10月21日水曜日

Vol.090 魚の小宇宙でリフレッシュ

ゼロインのエントランスには熱帯魚の水槽がある。

ちなみに水槽が置いてあるエントランスのデザインコンセプトは、
設計当時、派遣登録者に来ていただいたときに、
GINZAというブランドを感じてもらいたかったということもあって、
シルバーカラーとガラスの構成にしてある。
しかし、そうすると、全体イメージが少し冷たく感じてしまうために、
幅1.3メートルほどの大きめの熱帯魚の水槽を設置している。

水槽もこれくらい大きくなると、
さまざまな種類の熱帯魚が思い思いに泳いでおり、
ちょっと立ち止まって見始めると、
ついつい、その小宇宙のような水空間にのめってしまう。

小宇宙でひと時、頭の中をリセットしてみると、
実はかなり頭と心のリフレッシュになる。

禁煙してからもう7年くらいになるが、
吸いたくないタバコをチェーンのように吸っていた以前よりは、
体も心も調子がいい。

そういえば、東京都心のオフィス空室率が2ヵ月ぶりに上昇した・・・
各企業がオフィス統合、または縮小移転などを行い固定費の削減を
していることが大きく影響していると思う。

そのようなコストダウン志向の中、今更リフレッシュルームを作ることは
かなり困難なこととなっていると思うが、受付エントランスやオフィス内に
熱帯魚を置き、リフレッシュスペースの代替とすることも一つの方法だ。

こういう景況感だからこそ、水空間だと思うのだが・・


山谷@小宇宙

2009年10月14日水曜日

Vol.089 一番大きいのはYouTubeの存在?

先日、親戚の結婚披露宴に出席した。

ここ1~2年の傾向と思うのだが、
「プロフィール紹介」や「友人やお世話になった人への感謝ムービー」など、
BGMと連動しつつ、実に凝った映像が流される。
披露宴会場にも大きなスクリーンが前後にあり、映像と音楽がミックスされる。

更に、この間はレーザーも使われ、音と光のイリュージョン・・・
というのは大分、オヤジ的な表現であるが、
そこでの映像&BGMの役割というものが、非常に大きなウエイトを占めている。

昔の話で誠に恐縮であるが、以前であれば、
そうした映像制作は専門のプロダクションが高いコストを掛けて、
大掛かりに制作していたイメージがあるが、
今は、かなりライトな感覚で、しかも金銭的にも桁違いの金額にて制作が可能に
なっていることが、その普及要因のようだ。

また、今の20~30代は、映像文化で育っているということも大きな要因と思われる。
逆に言うと、文章や、スピーチをインプットされても、
理解しようという気にならない世代なのかもしれない。

映像文化といえば、ここ最近で言うと、一番大きいのはYouTubeの存在?

ネットと映像が組み合わさった効果は、これからますます発展するに違いない。


山谷@映像は人を動かす!?

2009年10月7日水曜日

Vol.088 不況なのに元気のいい会社

「バイトでも億稼ぐ」(大塚寿著/徳間書店)という本が
書店に平積みされている。

↓アマゾンのページだとこちら
http://amazon.co.jp/dp/4198628114

サブタイトルは「不況なのに元気のいい会社」というもので、
内容的には、いかに、仕事を楽しく、本気にさせるか!という
さまざまな会社の仕組みが書かれている。

・入社3ケ月で経営を語り出す(セブンイレブン)
・入社1ケ月で社長に直接営業をかける(リクルート)
・自分の仕事が終わったら他人の助っ人に動く(カクヤス)
・お客さまの「ありがとう」に働きがいを持つ(売り上げ34億円の松戸の新聞販売店)
・109のバイト店員はなぜ月500万円超も売ることが可能なのか?
・ローソン尾山台店のおでんはなぜ日本でトップクラスの売り上げなのか?
・ディズニーランドのキャストはバイトなのになぜ一流のおもてなしが可能なのか?

などなど、さまざまな業界のオリジナリティに富む工夫や仕掛けについて、
著者の現場密着取材で拾い集めた話が盛り沢山である。

この本の「はじめに」書かれている話もまたおもしろい。
「難しい話はさておき、とにかくみんなが元気になってくれればそれでいい」と。

そういうことだ。


山谷@同感

2009年9月30日水曜日

Vol.087 餅つきコミュニケーション

先日、知り合いの秋祭りがあり、餅をついた。

 ↓その時の模様を別のブログにアップ中。
 http://ameblo.jp/ubatani-a-style/entry-10353792326.html


取れたての餅米をふかし、皆で餅つきをし、
つき立てをあんころ餅や、黄な粉、大根おろしなどで食べたのだが、
つき立ての餅ほどうまいものはない!と改めて実感。

しかし、つき立てを食べるには、前日からの準備が結構大変だ。

倉庫から重い臼やお釜を出し、餅米を精米し、マキを準備する。
あんこの準備もかなり手間がかかる。
当日は、火をおこし、蒸篭でふかし、ワヤワヤ言いながら、皆で餅をつき、
いろんな食べ方で皆で一緒に、「うまいうまい」といいながら食べる。

もちろん、こういう手間を近代的な装備で効率的にやろうと思うと、
あっと言う間に、家庭の台所でも出来てしまうのだが、
皆でやろうと思うと手間がかかる。
というよりも、皆でやらないと「餅つき」ではない。

今ではその集落でも、年に一度くらいしか、
こうして皆で集まりワイワイやる機会がないそうで、
来年は、もっと、いろいろやろうとおじいちゃんたちと盛り上がった。

近代的装備での効率化もうまく活用し、
でも、年に何度か、昔ながらのムラのコミュニケーションをすることも、
人生なのだなああ、と思う。


山谷@餅つきがコミュニケーション