「あの人は東京で一番売れているのですが、
本人が口下手なタイプということもあって、
何であんなに売れるのか、実は周りにとっては謎なのですよね・・・」
先日、ある会社へ訪問したときに経営企画室の方が言っていた。
これを読んで、
「ああ、確かにうちにもそういう人がいるなあ・・わかる気がする」
と思った方も多いのではないだろうか。
売れる営業マンや、顧客へ価値を次々と生み出す一部社員の
「ナレッジ」の共有が、人材育成において大きな効果を上げるだろうことは
わかっていても、それを実現するのはなかなか難しいことだ。
それでは、そもそも人材育成とは何か?
人材育成は『教育訓練』と『能力開発』の二つに大きく分けられる。
そのうち『教育訓練』は、「教育」と「訓練」に分けられる。
そして「訓練」のほうが「教育」よりも、より実務的、実践的なものであり、
「実演」や「実地指導」などが重要となる。
また、企業内育成において、『教育訓練』は一般的に
「オフJT」と「オンJT」(JTとはJob Training)から成り立つ。
オフJTは職場から離れて、教室や研修施設あるいは外部の教育機関などで行われ、
オンJT(=OJT)は上司や先輩の指導のもと、仕事を通して現場で行われるものである。
先程の「教育」と「訓練」に分けると、
「オフJT」は「教育」に、「オンJT」は「訓練」により近いのかもしれない。
現在の企業の『教育訓練』を見ると、
「教育」寄りの「オフJT」は時代の変化や世代の変化に対応し、
より成果があがりやすいように対応してきていると思われるが、
「訓練」寄りで、しかも日常的に発生する「OJT」に関して、
適切な対応をしている企業は、果たしてどれほどあるのだろうか?
OJTに関して、「ナレッジ共有はグループウエアを使っているので・・」
などと言って口ごもる会社が一般的なのではないだろうか?
OJTを行う際に必要なことは、
まず、個人や先輩が担う部分と、組織が担う部分に分け、
それぞれの伝え手が持つ「強み」と「弱み」を理解した上で組み合わせながら、
受け手の“成果の質”と“件数の増加”に連鎖させるシクミを実践し続けることだ。
そうすることができれば、冒頭のようなミステリー事件は発生しない。
OJTを計画的に具体的に活用出来ている企業のみが、
社員1人1人の業績を押し上げ、企業として成長し続けることができる。
では具体的にはどうすればよいのか?
続きは次回!
山谷@OJTの体系化が重要
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