「コンサルタントの質問力」(野口吉昭/PHPビジネス新書)という本が
売れている。
以前私が在籍していたリクルートでは、
「わからないことはお客様に聞く!」という風土があった。
いや、正確には「風土」というよりも
「リクルートのポリシーとフィロソフィー」だったらしい。
(リクルート創業25周年記念誌より)
この「ポリシー」に対して、
「そんなことまで顧客に聞いて恥ずかしくないのか?」
「なんでもかんでも顧客に聞いて、失礼ではないのか?」
などという「世間の常識」的な「指摘」も私の耳には入って来たが、
そんなことはお構いなしに、私はそのポリシーとフィロソフィーのお陰で、
「質問をする」という姿勢を、新人のころから何よりも叩き込まれた。
実は、「質問をする」のは、エネルギーが必要なことである。
よく弊社の新入社員にも何度も何度も話をするのが、
「会議の時に質問するのが新人のまず最初の仕事である」ということ。
また、「新人の時にこの『質問する』という努力を怠慢したものは、
1年を過ぎると、努力したものとしなかったものの間に大きな隔たりが
出来てしまっている」ということである。
社内の会議ですら質問出来る能力を身に付けられなかったものは、
相手が顧客になるとほぼ100%質問出来ないであろう。
たぶん、日本人は、他者からの強制がないと、会議はなるべく質問しないし、
顧客にもなるべく当たり障りのないことしか質問をしない。
しかしこれは学ぶためのチャンスをみすみす逃しているようなもので、
本当にもったいない話である。
そして「わからないことを聞く」とは「わからないことを探す努力」であり、
また「わからないことを認識出来る能力を磨く」ことでもある。
さぼっている新入社員はよくよく聞いた方がよい。
山谷@「聞く」風土はポリシーだった(笑)
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