2008年5月7日水曜日

Vol.018 一見ムダなものに対しての投資

1985年、リクルートが「リクルート25年史」という400ページ以上にも
わたる記念誌を編纂した。(つまり、創業は1960年)

私が新卒でリクルートに入社したのは1986年なので、その前の年に
編纂されたものである。

その中には、先進的な企業組織論で有名な一橋大学の野中教授と
当時専務であった大沢さんとの対談が掲載されている。

その中で、大沢さんが
「組織人事面の活性化を戦略的に考える際のポイントは、
一に人事異動、二に採用、三に教育、四に小集団活動、五にイベント」
と言っている。

また、
「組織活性化のためのさまざまな施策は、きわめてコストがかかります。
ここでコストをムダだと思う価値観があると、それに対して否定的な
ベクトルが必ずどこかで入る。その障害になるのがミドルマネジメントで
あったり、古いトップの老害であったりすることがあります。そういう、
きわめてコストがかかる、一見ムダなものに対して投資するという経営の
価値観がないと、活性化のための思い切った施策は打てない」
という主旨のことについても言及している。

京都の老舗メーカーである村田製作所が、「運動会を再開!」したという
ニュースは、経営者がさまざまな社内障壁を打ち破り、まさに、
「経営の価値観を実現した」という非常に重大な決断だったのだと、
改めて実感した次第です。


山谷

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