今回は少し唐突であるが、
「ジュネーブ宣言」と「仕事をする時のスタンス」の話。
「ジュネーブ宣言(世界医師会宣言)」とは、
“ヒポクラテスの誓い”をベースに定められた医師の倫理基盤であり、
主な内容としては以下のようなものである。
-------------------------------------
1.全生涯を人道のために捧げる
2.人道的立場にのっとり、医を実践する
3.人命を最大限に尊重する
4.患者の健康を第一に考慮する
5.患者の秘密を厳守する
6.患者に対して差別・偏見をしない
(ウィキペディアより抜粋)
-------------------------------------
これを、会社で仕事をしている人に当てはめたらどうなるだろうか?
大前研一氏は以前、この宣言の「人道」や「人命」や「患者」の部分を、
ビジネスマンの場合には「顧客」に変えて考えてみてはどうだろう、
と本に書いていた。
さらに、社内スタッフの立場で考えると、「人道」や「人命」や「患者」を、
「社員」に変えて考えてみてはどうだろうか?
この宣言で、医師に課されている「全生涯を捧げる」という腹のくくりまでは、
普通のビジネスマンは考えていないだろうが
(偉大な経営者は皆、ここまで腹をくくっているとしても)、
営業であれば「顧客」に対して、また、
社内スタッフは「営業」や「生産・研究部門」などに対して、
こうしたスタンスで臨むと、そこの会社はイキイキとするのではないだろうか?
これまでいろいろな会社の間接部門の人と仕事をしてきたが、
間接部門である社内スタッフが社員を顧客として向き合っている会社は強い。
そこには、プロ集団として強さを発揮出来る会社の総合力がある。
山谷@ヒポクラテスの誓いは日本の医師会ではマイナーのようだが・・・
2009年6月24日水曜日
2009年6月17日水曜日
Vol.073 りんごも会社も
6月16日の日経新聞の31面に「日本創造会議」という企画があった。
「絶対不可能」といわれたリンゴの無肥料、無農薬栽培を成功させた
木村秋則氏の想像を超えた話が掲載されている。
そのなかで、
「当たり前のことが当たり前でなくなったのが今の農業です。
昔は、種もみ用の稲はやさしく脱穀しました。
脱穀のときにモミの傷ついたところから雑菌が入るとばか苗病という
病気が発生し、不発芽や立ち枯れ病を生じるからです」
この記事を読んで、会社も同じではないかと思った。
当たり前のことが当たり前でなくなった。
当たり前に「語り継ぐこと」によって風土を伝承して来た日本の「カイシャ」
において、語り継ぐことが当たり前でなくなったとき、
創業の遺伝子も、先輩たちが大切に培って来た良き風土も風化してしまう・・・
これは、昔のやり方を踏襲しろ、ということではない。
どの会社にも創業からのスピリットがあるはずだ。
そのスピリットがあれば、多少の環境の厳しさなど吹き飛ばすことが出来るはずだ。
やり方は違えども。
「創業の苦労に比べたら・・・」
昔話、多いに結構!
うざいと思われるくらいに語る。
いいじゃないですか!
山谷@りんごも会社も
「絶対不可能」といわれたリンゴの無肥料、無農薬栽培を成功させた
木村秋則氏の想像を超えた話が掲載されている。
そのなかで、
「当たり前のことが当たり前でなくなったのが今の農業です。
昔は、種もみ用の稲はやさしく脱穀しました。
脱穀のときにモミの傷ついたところから雑菌が入るとばか苗病という
病気が発生し、不発芽や立ち枯れ病を生じるからです」
この記事を読んで、会社も同じではないかと思った。
当たり前のことが当たり前でなくなった。
当たり前に「語り継ぐこと」によって風土を伝承して来た日本の「カイシャ」
において、語り継ぐことが当たり前でなくなったとき、
創業の遺伝子も、先輩たちが大切に培って来た良き風土も風化してしまう・・・
これは、昔のやり方を踏襲しろ、ということではない。
どの会社にも創業からのスピリットがあるはずだ。
そのスピリットがあれば、多少の環境の厳しさなど吹き飛ばすことが出来るはずだ。
やり方は違えども。
「創業の苦労に比べたら・・・」
昔話、多いに結構!
うざいと思われるくらいに語る。
いいじゃないですか!
山谷@りんごも会社も
場所:
日本, 東京都中央区銀座
2009年6月10日水曜日
Vol.072 コミュニケーションの使い分け
経営メッセージとは、顧客と顧客満足について社員に語ることであり、
それを語り続けることこそが経営者の役割だ。
では、どう語り続けることが必要なのだろうか?
先日、とある会社へ訪問した際、間接部門の責任者が
「社員へはあまり直接メッセージを話したりはしないですねえ。」
とおっしゃっていた。
なるほど。
大企業であれば、当然、経営方針などは、
階層・権限委譲のシクミにおいて
『社長』→『役員』→『部長』→『課長』→『メンバー』
という風に伝えていくことが一般的であり、効率的であることは当然だ。
しかしここで仮に、この伝達力を%で表してみたらどうだろうか。
1人がダイレクトに相手に伝えた場合の伝達割合を90%と仮定してみる。
(これでも高いと思うが)
また、他人から聞いた話を別の相手に伝えた場合の伝達割合を80%と
仮定してみる。(これも高いと思うが)
そうした場合、
社長の考えを100%とした場合、
『社長』から『役員』へ=90%
『役員』から『部長』へ=90%×80%
『部長』から『課長』へ=90%×80%×80%
『課長』から『メンバー』へ=90%×80%×80%×80%
=46%となる。
「他人から聞いた話を伝える」ということを80%と仮定したが、
これをもし、70%、60%と仮定した場合には、
3人4人を介して最後に伝えられた人にはかなり伝わっていないこととなる。
(参考:『組織力を高める~最強の組織をどうつくるか~』
著 古田興司・平井孝志/東洋経済)
もちろん、各管理職階層において、上下の橋渡しをする役割はとても重要であり、
下位の者への翻訳機能を兼ねているために、重要なプロセスであることは間違いない。
しかし、常にこの仕組みだけに頼った伝達では、知らず知らずの間に
ギャップが出来てしまう。
このギャップを埋めることが「ダイレクトコミュニケーション」である。
階層翻訳コミュニケーションと、ダイレクトコミュニケーションの
メリット・デメリットをそれぞれ理解した上で
年間のコミュニケーションプランを考えることが重要だ。
山谷@使い分けるコミュニケーション
それを語り続けることこそが経営者の役割だ。
では、どう語り続けることが必要なのだろうか?
先日、とある会社へ訪問した際、間接部門の責任者が
「社員へはあまり直接メッセージを話したりはしないですねえ。」
とおっしゃっていた。
なるほど。
大企業であれば、当然、経営方針などは、
階層・権限委譲のシクミにおいて
『社長』→『役員』→『部長』→『課長』→『メンバー』
という風に伝えていくことが一般的であり、効率的であることは当然だ。
しかしここで仮に、この伝達力を%で表してみたらどうだろうか。
1人がダイレクトに相手に伝えた場合の伝達割合を90%と仮定してみる。
(これでも高いと思うが)
また、他人から聞いた話を別の相手に伝えた場合の伝達割合を80%と
仮定してみる。(これも高いと思うが)
そうした場合、
社長の考えを100%とした場合、
『社長』から『役員』へ=90%
『役員』から『部長』へ=90%×80%
『部長』から『課長』へ=90%×80%×80%
『課長』から『メンバー』へ=90%×80%×80%×80%
=46%となる。
「他人から聞いた話を伝える」ということを80%と仮定したが、
これをもし、70%、60%と仮定した場合には、
3人4人を介して最後に伝えられた人にはかなり伝わっていないこととなる。
(参考:『組織力を高める~最強の組織をどうつくるか~』
著 古田興司・平井孝志/東洋経済)
もちろん、各管理職階層において、上下の橋渡しをする役割はとても重要であり、
下位の者への翻訳機能を兼ねているために、重要なプロセスであることは間違いない。
しかし、常にこの仕組みだけに頼った伝達では、知らず知らずの間に
ギャップが出来てしまう。
このギャップを埋めることが「ダイレクトコミュニケーション」である。
階層翻訳コミュニケーションと、ダイレクトコミュニケーションの
メリット・デメリットをそれぞれ理解した上で
年間のコミュニケーションプランを考えることが重要だ。
山谷@使い分けるコミュニケーション
ラベル:
社内コミュニケーション,
書籍紹介,
組織作り
場所:
日本, 東京都中央区銀座
2009年6月3日水曜日
Vol.071 経営メッセージとは何か
経営メッセージとは何か。
経営とは?
経営学の本を開くとそこには、
「経営とは出資者から投資を受け、継続的に利益を創出し、
出資者へ投資還元すること」とある。
この「継続的に利益を出す」とはどういうことか?
そもそも、これまでの歴史の中で人類は、
さまざまな仕事や役割を「分業」するというやり方で社会生活を営んできた。
人類も人生も「分業」によって成り立っている。
企業も、この「分業」の何らかの役割を果たすことによって、
利益を得るわけだが、それをやり続けるためには、
「顧客獲得を行い、顧客満足を得ること。」しかない。
では、顧客とは誰か?
誰にとって何が満足か?
経営とは、ここの追究に他ならない。
とすれば、経営メッセージとは、
顧客と顧客満足について社員に語り続けることが、
経営メッセージであり、経営者の役割だ。
こう考えると、社員も同じように、
顧客のことを考え、顧客満足の追究を行うことが、
経営への参画となる、ということだ。
山谷@追究!徹底!
経営とは?
経営学の本を開くとそこには、
「経営とは出資者から投資を受け、継続的に利益を創出し、
出資者へ投資還元すること」とある。
この「継続的に利益を出す」とはどういうことか?
そもそも、これまでの歴史の中で人類は、
さまざまな仕事や役割を「分業」するというやり方で社会生活を営んできた。
人類も人生も「分業」によって成り立っている。
企業も、この「分業」の何らかの役割を果たすことによって、
利益を得るわけだが、それをやり続けるためには、
「顧客獲得を行い、顧客満足を得ること。」しかない。
では、顧客とは誰か?
誰にとって何が満足か?
経営とは、ここの追究に他ならない。
とすれば、経営メッセージとは、
顧客と顧客満足について社員に語り続けることが、
経営メッセージであり、経営者の役割だ。
こう考えると、社員も同じように、
顧客のことを考え、顧客満足の追究を行うことが、
経営への参画となる、ということだ。
山谷@追究!徹底!
ラベル:
顧客満足経営
場所:
日本, 東京都中央区銀座
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