2009年2月10日火曜日

Vol.055 活性化にカオスは必要不可欠

前回に続き、「職場活性化の『すごい!』手法~モチベーションを
 一気に高める48の処方箋~」(大塚寿著/PHPビジネス新書)を
取り上げたいと思う。

 ▼「職場活性化の『すごい!』手法」(Amazon.co.jp)
http://amazon.co.jp/dp/4569705812/


48個の職場活性化手法は、それぞれ「制度」「マネジメント」
「職場づくり」「イベント」の4方向から数個ずつ紹介されているのだが、
それぞれの分野の手法を紹介する前に、すべての分野に共通する手法として、
基本的かつ効果的な“すごい手法”が10個、まず最初に紹介されている。

その“すごい手法10”の最初の1つめは、
「職場を『売り場』だと考える
~『職場づくり』を『売り場づくり』と考えれば、アイデアはどんどん湧きだす~」
という手法である。

そこには、現在最も元気のある『売り場』(ドン・キホーテ、マツモト
キヨシ、オオゼキなど)の特徴として、こんなことが書かれている。


 ・開かれている
 ・エンターテイメント性が高い
 ・カオス状態である


つまり、以上の3つの売り場活性化ポイントを、職場にも応用する、
という話なのである。

なるほど。確かに、活気のある『売り場』を想像しながら考えてみると、
ただ考えるよりも活性化アイデアは湧きやすいと思う。

その中でも、私としては「カオス状態である」というポイントが興味深い。

カオス状態の定義もいろいろとあると思うが、
職場というシーンで考えてみると、
例えば「異動」などはカオス状態を発生させる代表例ではないだろうか?

本人の異動はもちろん、本人にとってカオスであるが、
上司が異動してくるということは、その組織にとってのカオスである。

振り返るに、私が以前いた会社で、営業の超エース級の部長が
総務に異動してくるという大異動(!)があったが、
その部長が着任してから、総務部組織はカオス状態となった。

「山谷君、君は、机に座っている時間が多くないかい?もっと、
営業して来てよ。」という風にいきなり話しかけられるのだから、
当時総務スタッフであった私の頭は超カオス状態の発生である。
(何で総務なのに営業すんの?)私には単純に疑問であった。

その後、総務部会での部長の話でその疑問は解決した。

営業マンにとっての顧客は社外の取引会社の方であり、総務にとっての
顧客は社員であると。であれば、総務スタッフはもっと現場に顔を出し、
顔を売り、営業や生産の仕事が少しでも効率よく働きやすいように
現場の状況を知り、総務のサービスや全社の仕組みを立案すべきだ、
ということを部長は伝えたかったのである。

その部長が来てからというもの、総務組織はしばらくカオス状態が続き、
当時はまだマイナーであったアウトソーシングなども、他社に先掛けて
アッという間に実行してしまったと覚えている。

活性化にカオスは必要不可欠である!


山谷@カオスは大事

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