2008年11月12日水曜日

Vol.043 チームとして勝つための意識改革

楽天の野村監督の「野村再生工場―叱り方、褒め方、教え方」という本
(野村克也著/角川グループパブリッシング)を一気に読んだ。

読めば読むほど、ますます野村ファンになってしまう。

今から3年前、楽天の監督として、初めてグラウンドに立った時に、
「目に入って来た光景はひどいものだった。」というくだりから、
どうやってチームを作っていったか、選手1人1人の具体例を挙げ、
チームが組織として機能していく様子がわかり易く説明されている。

初年度はまず第一に、「中心となる選手がいない状態」であったそうだ。

「強い組織づくりには、中心となる存在が絶対に欠かせない」
「中心なき組織は機能しない」という野村セオリーの中、
2年目にしてようやく中心選手が現れることになる。
この年、ホームラン王となった山崎選手である。

また初年度、この“中心選手不在”という状況以上に、
野村監督を落胆させたことについて、以下のように語っている。

「選手たちが何も考えないで野球をやっているとしか思えなかったことだ
~中略~ただ力いっぱい投げればいい、打てばいい、そんな考えで
野球をやっているように私には見えた。」(50ページより) 

「意図のある配球とは何か、打席にどのような考えをもって臨めばいいのか、
走塁とは、守備とは、何か。そうした本質を理解しないで野球をやっていた
~中略~知力・体力・気力のうち体力と気力に左右される野球である。」
(51ページより)

このような状態の中、中心となる選手を発掘し、考える野球を根付かせ、
選手に「チームとして勝つための意識改革」を行った内容が詳細に
書かれている。

この本は決して、野球選手だけに向けて書かれた本ではない。
ビジネスにもぴったりと当てはまる話ばかりである。

考えずに仕事をしていくとどうなるのか?

先輩から言われたことを何も考えずに、「言われた通り」に仕事をし、
10年経ってしまった人と、いつも自分の頭で考え、本質を探り、
色々と研究しながら10年を過ごした人と、その違いは明らかである。

野村監督のセオリーが、ビジネスの世界にもまさに当てはまる。
また何度か読み返したい1冊だ。


山谷@考えない組織はダメってこと

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