2010年9月29日水曜日

Vol.125 ドラッカー(1)



もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

(岩崎夏海著・ダイアモンド社) 


ついつい気になり、買ってしまった・・・ 
一つは、ドラッカーの「マネジメント」を実は私は読んだことがない・・・ 
一つは、この若干無理を感じるタイトルで、どうやってオチをつけるのか興味があった・・・ 


という2点で、購買意欲を刺激され買ってしまったのだが、読み始めるとこれが面白い。
というか、さすが、ドラッカー先生である。 


最初から 
「われわれの事業は何か。なんであるべきか。」 (p.22)  
この問いはかなり難しい・・・ 


「企業の目的と使命を定義するとき、出発点は一つしかない。
 顧客である。顧客によって事業は定義される。」 


「顧客は誰か」との問いこそ、個々の企業の使命を定義するうえで、
もっとも重要な問いである。 (p.23~24) 


難解な定義が次々と出てくるところを、
女子マネジャーの視点で解きほぐすところが、ありがたい。 
日々、目の前の業務に流されがちなマネジャーに
お勧めの一冊であることは間違いない。 


山谷@甲子園は感動だ! 

2010年9月15日水曜日

Vol.124 インターンシップ


8月中旬より先週までインターンシップの学生が弊社で仕事をしていた。
毎年インターンシップは実施しているが今年で7年目だろうか・・・? 
 
そんななかで、少しずつ学生の能力思考も変化をしてきている気がする。 
インターンシップを始めたころは、学生のパソコンへの対応力の高さに驚き、
最近では弊社の一般社員よりも学生の方がPCスキルが高いということも珍しくはなかった。 
世の中の変化には学生の方がキャッチアップが早くむしろ、先行しているという印象だ。 


しかし、今年はある異変を感じた。 
PCスキルが高いのは当然なのだが、検索スキルが以外に低かったことだ。 
もちろん、検索自体はすぐに出来るのだが、
ある特定の情報を得るために、キーワードを拡張したり、
視点を変えて全然違うキーワードを考えたりという作業がまるっきし苦手なのである。 
言い換えると「あいまい」に変換することが苦手ということだ。


デジタル対応力は非常に高いのだが、アナログ的な創造・対応力がそれに比べてかなり低い。 
話を聞くと、その学生は小学校に上がる前からパソコンが大好きで
パソコンで育ったらしいのだが、その反動がアナログ思考を阻害してしまい、 
パソコン検索は曖昧さを排除してしまうのかもしれない。 


山谷@あいまい人種は40過ぎか・・・ 

2010年9月1日水曜日

Vol.123 日本的思考メカニズム


先日、ある実業団スポーツのヘッドコーチと話をした。
その中で、最近の若い選手はミーティングで
積極的な発言をしない傾向がある・・・というような話を聞いた。
 
私としては、ちょっと、というか、
結構意外な話だったのだが、生き残りが明確なスポーツ社会のなかでも、
そのようなことが起きているとは・・・ 


私の結論は、「最近の若いもの」ではなく
「日本人の古今東西の遺伝子」を再確認した話だった。 
思えば、自己主張が強いといわれているリクルート社の社員でさえ、
多くの人が集まる場で自ら意見を言う人は稀だった。
20年以上前でも100人以上集まる会議などでは意見を言える人はほとんどいない。 
 
これは、年代の違いというよりも、日本人の気質によるところが大きいと思う。 
「考える」「主張する「選ぶ」ことを本能的にやっている欧米人に対し、
日本人は「思う」同意する」「合わせる」
(「なんとなく日本」/小笠原泰著・PHP研究所)そういう人たちなのだ。 
 
「急いで何かを決める」というよりも、
「じっくりダラダラなんとなくみんなが納得するように決める」というが
日本式民主主義なのだと思う。 
 
こんな背景が、会議で発言しない、あとで、愚痴る・・・
という現象を生んでいるわけであり、
この日本の風土をどう経営に生かしていくか・・・  
ダラダラなのは暑さだけじゃあなかったか。 


山谷@ダラダラジャパンで生き残る!