2008年8月27日水曜日

Vol.033 徹底的に伝えつづける

「興奮するフィールドを用意することが会社の使命」
ということを、会社の重要な文化として徹底して実行している会社がある。

また、この会社は、企業理念からはじまり、大切にしていることや、
どのような行動を良しとしているのかについても、一冊の冊子にまとめ、
社員1人1人に配布をしている。

「働きがいのある会社」のベスト20位以内にランキングされている
その会社の広報の方から、社内のコミュニケーション施策を聞いたときの話だ。

まず第一に、会社の方針や行動規範などを一冊にまとめていること自体も
凄いことなのだが、この会社が更に凄いのは、
そうしたことを社員に徹底的に浸透させていることである。
しかも、「社長自ら、社員に直接伝える」ということを時間をかけて
実践しているそうだ。

「本当に浸透するまで、徹底的に伝えつづける。」

当たり前のようだが、なかなか実践出来ないことを、
やり続けることによって、社員は、会社の方向性に対して迷うことなく、
「思いっきり仕事が出来る!」という風土になったようだ。

その広報の方から話を聞いているだけで、私自身、なんだか興奮して来た。
もの凄いエネルギーを感じた会社だ。


山谷@興奮会社だ!

2008年8月20日水曜日

Vol.032 日本でいちばん大切にしたい会社

「日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版/坂本光司著)
という本がある。

実は先日、日経新聞の広告欄にこの本の広告が掲載されており、
その内容説明を見た際に「あ、購入しよう」と思っていたところ、
なんと、私の友人が
「これ、山谷さんがウォッチしている会社が載ってますよ」と、
持って来てくれたので、今、手元にある。

その「あとがき」(本書では「おわりに」です)を読んで、更に感動した。
実は、このあとがきには、この本の執筆の経緯が書かれている。

著者によると、この本の執筆のきっかけは、著者がある基調講演にて、
講演の冒頭に、わずか10分程度はあるが、川崎市の「日本理化学工業」の
話をしたところ、その講演を聴いていた出版社の方が感動して、
出版に至ったそうだ。その経緯がまた感動である。

出版社の方が言うには(以下、本書「おわりに」より抜粋)、
「あの日、自分は会場の一番うしろの席に座っていました。
先生が本題に入る前に、どうしても皆さんに伝えたい、
知って欲しい中小企業がありますと話し出し、
最後にこういう会社こそ「日本でいちばん大切にしたい会社だと思っています」
と、私たちを諭すように話されました。
出版社というより、かけがえのない社員を預かる中小企業の経営者の1人として、
心すべき大切なとことを教えていただきました。
この話を1人でも多くの経営者に伝えたいし、また伝えることが出版社を
経営する自分の使命と責任と思っています。
ぜひ、執筆し、出版させてほしいのです・・・・・・」と。

こうした経緯で出版されたこの本は、
まさに、日本企業が、企業風土、経営とは何か?を原点から考え直す本である。

是非、企業経営や人事総務に携わる方にお勧めしたい。


山谷@本当に感動会社!

2008年8月5日火曜日

Vol.031 あきらめない風土

「『ダメだ』と言われてもあきらめない風土」とはどんな風土なのだろうか?

ある会社の営業スタッフに関する話を、先日聞く機会があった。

その営業スタッフは、毎年競合他社に依頼をしている企業から、
「今年もやはり○○社(競合他社)でいくことにします」と
言われてもあきらめず、最後にはなんとその決定をひっくり返して
受注し、結果、顧客に大きな成果を残したそうだ。

この逆転ストーリーは、いくつかポイントとなるシーンがあった
ようなのだが、まず何と言っても一つ目は、
その営業スタッフが何度もあきらめずに顧客に足を運び、
「じゃ、一度だけ提案してください」という機会を顧客からもらったことである。

普通、一度二度と顧客に断わられると、あきらめるのが当然であるが、
その営業スタッフはなぜか、その顧客への提案をあきらめることができなかった。
このあきらめなかった姿勢が最初のポイントとすると、
次のポイントは「チームワーク」である。

この難攻不落の会社へ提案の機会をつくったということで、
その営業スタッフのまわりの人間が、自分の案件のように、
そのスタッフの提案のサポートを行ったのである。

その会社の業界のことや、同業種の成功事例、
今回の競合企業に負けないポイントなど、
チームが一体となって必要な情報をまとめ上げ、
そのスタッフを支えたのである。
この力強いチームワークがポイントの二つ目である。

いざ、提案当日の本番。
結論としては、その営業スタッフがやりとりをしていた先方の担当部長が、
上司である役員を説得し、結果、受注することとなった。

この成功ストーリーの一番のポイントは、やはり、
営業スタッフ本人と、それを支えたチームが一丸となって、
「顧客の視点に深く入り込んだ」ことだと思う。

口で言うのは簡単だが、その実践をとことんやるのは大変なことである。
しかし、今回の件の話を聞いて、一番すごいと感じたことは、
その営業スタッフの大きな成果を、その会社の事業部の人達が皆共有している、
という『ナレッジの風土』である。

この風土がある限り、その会社のエネルギーは継続されていくに違いない。


山谷@エネルギー充電中