前回のこのコラムでは、同族経営に関しての考察―
一般的に「同族経営」というと良い企業風土のイメージはないが、
よくよく見渡してみると、日本の経済成長を支えてきた企業には
同族企業が多く、実は「同族経営」というのは経営手法の選択として
メリットが多いのではないか、ということについて考えてみた。
それに対し、リクルートやソニー、ホンダなどは同族という概念すら
ない会社である。
私もリクルートで育ったために、たまに、同族会社にいる知人の話など
を聞くと「そんなこともあるのか・・」と思ってしまう。
一代で売上数百億円規模までに発展させたある業界最大手の会社では、
毎年年末にホテル宴会場にて全社員パーティをするそうだが、その際、
創業家だけはエリアが区切られており、一般社員とは区分けされるそうだ。
嘘みたいな本当の話だが、一方で、この企業に関して言えば、
それ以外の面の「凄さ」があるから、そこまで企業価値を生み、
世の中から評価されて来たという事実も間違いない。
私が以前働いていた電子部品輸入専門商社も、完全に同族会社であった。
社長の親族が役員の過半数という配置であったが、
私としては、むしろその方が関係性がわかり易くて良かった気がする。
同族だからどうのこうの、というよりも、
本当はその経営者の経営の仕方が問題なのであり、
それがプラスの際は「同族」問題がなく、マイナスの際に「同族」という
かたちで問題のすり替えが発生している気がする。
いずれにしても、そこで働く社員が「そもそも」何を価値として
働いているかが重要であり、その価値と企業の価値がマッチ出来るような
採用、風土が大切である。
山谷@日本人には同族が良いかもしれません・・・
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