2011年9月21日水曜日

Vol.146 コミュニケーションとして残される言葉


私が人生の師匠と仰ぐ方から、ある本をいただいた。
日本人の叡智」磯田道史/新潮社 

この本は、朝日新聞、土曜版<be>に
2009年から2011年まで連載されたものをまとめたものだ。

著者の「はじめに」がユニークだ。

「日本人の叡智ということについて考え始めたのは、やはり、
ぼやけたような蛍光灯が点滅する書物蔵のなかでのことであったと思う。

わたしは、書物とりわけ古文書に取り憑かれたとしかいいようのない
奇妙な暮らしをしている。

(中略)
この本のなかで「心配すべし。心痛すべからず」
という言葉を紹介した。

明治維新の激動期を生き抜いた実業家・馬越恭平の言葉で、
困ったことが起きたとき、心を配るのはいいが、
心をいためてしまっては、馬鹿らしい、
という意味である。」

この「はじめに」を皮切りに、
日本の歴史を生きて来た人たちの叡智の言葉が記されている。

100年、200年前の言葉が、今の社会を生きている自分たちにとって、
大きなインパクトを持って響いてくる。

コミュニケーションとして残される言葉。

言葉の力の大きさを改めて感じた本だ。

山谷@重みのある1冊!

0 件のコメント:

コメントを投稿